
太宰治の生誕100周年、相次ぐ映画化が話題ということで、太宰治の作品をまとめて読んでみようと思い立ちました。
高校時代、ファッションアイコン的に『人間失格』とか『斜陽』などは読んだことはありましたが、正直なところあまり記憶にありません。
文庫本の表紙が真っ黒だったというのもあり(今はマンガ的な表紙なんですって?)、もちろん世間のイメージもあり、当時は暗い小説という印象。
まずは、やはり王道ということで、『人間失格』を。
太宰治の作品の多くは、iPhoneに青空文庫からダウンロードできます。
便利なものです。
さて、作品の感想。
色彩が少ないなあというのが最初の感想です。
私は、小説を頭の中で映像化して読むので、映像として描くには情景の描写が少ないので、手がかりが乏しいのです。
手記という形での作品なので、仕方ないかしら。
内容については思ったほど暗いとは思いませんでした。
これが本当に彼の自伝的/遺書的な作品だとしたら、自己陶酔という感じがする。
だけど、ユーモアもあって憎めない。
彼のことよく知らないから、こんなことを言うべきではないかもしれないけれど、やっぱり自分のことが大好きなのではないでしょうか。
それをここまで表現できるってある意味純粋なのかも。